8月19日、非常に心配な出来事が起こりました。
中日に所属するプロ野球選手・石川昴弥内野手が、19日に行われたヤクルト戦で、頭部死球を受けたのです。
石川昴弥内野手は死球を受け瞬間、うずくまるように倒れ込み、後に救急搬送されました。
ということで今回は「石川昂弥の怪我からの復帰はいつ?過去の頭部死球の事例から徹底分析!」と題して記事をお届けいたします。
ぜひ最後までお付き合いください。
石川昂弥の怪我からの復帰はいつ?過去の頭部死球の事例から徹底分析!
さて、「石川昂弥の怪我からの復帰はいつ?過去の頭部死球の事例から徹底分析!」について見ていく前に、まずは石川昴弥内野手の基本情報について見ていきましょう!
石川昴弥の基本情報
基本情報 | |
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出身地 | 愛知県半田市 |
生年月日 | 2001年6月22日(22歳) |
身長 体重 | 186 cm 100 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 三塁手、一塁手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト1位 |
初出場 | 2020年7月12日 |
年俸 | 1500万円(2023年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
東邦高等学校 中日ドラゴンズ (2020 – ) |
石川昴弥選手は、半田市の小学校と中学校で野球を学び、その才能を開花させました。
東邦高校では早くも1年生からベンチ入りし、2年生の時には記念選抜大会に出場。
エースとしてチームを牽引し、秋季東海大会で優勝を果たしました。
3年生の春、選抜高校野球大会でエースとして全試合に先発登板し、打者としても活躍。
春の大会で校史上最多となる5回目の優勝に貢献しました。
夏の県大会では早期敗退とはなったものの、その後、U-18 W杯の代表メンバーにも選ばれ、主軸として活躍。
プロ入りは中日ドラゴンズからで、1位指名を受けました。
2020年には一軍デビューも果たしましたが、怪我により思うようにプレーできない状況が続きました。
2021年も左尺骨の骨折で離脱し、一軍出場はありませんでした。
しかし、2022年には開幕一軍入りを果たし、初本塁打も記録しました。
ところが、新型コロナウイルス感染や左膝の怪我により再び苦しむこととなりました。
そんな石川昴弥内野手は、2023年の春季キャンプで復帰し、徐々に調子を取り戻している状態でした。
長い闘病生活からの復帰は大変な努力が必要でしたが、自身の希望で背番号も変更し、再びチームでプレーする喜びを感じているようです。
今後の活躍が期待される若手選手の一人です。
石川昴弥、頭部死球の怪我を負う
そんな石川昴弥選手ですが、冒頭にもお伝えしたように、2023年8月19日のヤクルト戦にて頭部死球を受け、緊急搬送されました。
石川昂は7回1死で迎えた第4打席でヤクルトの2番手・木沢が投じた2球目が左頭部を直撃。その場にうずくまるように倒れ込み、約5分後に担架で運ばれて、救急搬送された。木沢は危険球退場となり、代走に三好が送られた。石川昂はこの日、初回に先制の12号2ランを放っていた。
引用元: © 2023 The Chunichi Shimbun ©Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/95b8e25294716a2e20a82752e7ed1cfd5011c436)
実際に頭部死球となった瞬間、そして担架で運ばれる瞬間の動画がありましたので、掲載しておきます。
頭部死球を受けた瞬間の反応を見ると、非常に心配です。
また投手の木沢選手も、「やってしまった・・・」という反応を見せていますね。
石川昴弥の怪我の詳細
石川昴弥内野手は、担架に乗せられそのまま都内の病院に緊急搬送。
そのまま精密検査を受けたのですが、「左側頭部打撲」と言われたそうです。
石川昴弥内野手の様子を見ていた中日・立浪監督は「意識はありましたし、会話もできていた。ただ、場所が場所なのでしっかり調べないと」と話されていました。
まずは脳などに被害が無くて良かったと思います。
20日以降の試合の出場の可否は、状態を見て判断するということです。
石川昂弥の怪我からの復帰はいつ?過去の頭部死球の事例から徹底分析
さて、石川昴弥内野手の怪我からの復帰はいつになるのでしょうか?
先ほども述べたように、立浪監督が様子を見て判断するとのことでしたので、明確な期間は分かりません。
そこで情報として、これまで頭部死球を受け、離脱を余儀なくされた選手をご紹介しておきます。
- 田淵幸一選手(阪神)・・・左側頭部に死球。左側頭葉脳挫傷及び頭蓋内血腫で全治3カ月。
- マニエル(近鉄)・・・顎に死球。右下顎粉砕骨折で約2か月後に復帰。
- 秋山幸二・・・顔面に死球。頬骨の骨折で全治2~3週間。
- 村田真一・・・左頬に死球。左頬骨骨折で全治5~6週間。
とはいえ今回の石川昴弥内野手の場合は、「左側頭部打撲」であり、監督も話している通り、復帰の時期はそう遠くはないと考えられます。
しかし怪我が治っても、万が一心に後遺症を負っているとなると、話はそう簡単ではありません。
脳振とう特例措置で20日に出場選手登録を抹消された中日・石川昂弥内野手(22)が23日、ナゴヤ球場で練習を再開した。この日はウオーキング、トレーニング室でのエアロバイクで調整した。
練習前には「元気です、大丈夫です」と明るい表情で話していた。24日にもキャッチボールや素振りを再開する予定で、段階を踏んで復帰を目指していく。
引用元:© The Chunichi Shimbun, All Rights Reserved.(https://www.chunichi.co.jp/article/754239)
死球による玉への恐怖心という後遺症
時は2012年、当時広島カープに所属していた会沢翼捕手が顔面にポールを受け病院に救急搬送されました。
会沢捕手は鼻骨骨折と診断され、緊急手術を受けましたが、入院はなし。
翌年に復帰した会沢選手でしたが、心の後遺症が後を引いたと言います。
選手生命のピンチを乗り越えてきた。昨季8月2日のDeNA戦(横浜)で顔面に死球を受け救急車で病院に運ばれた。診断は鼻骨骨折。だがケガ以上に深刻だったのが刻まれた恐怖心だった。
「復帰後の打席はいらいらした。僕の意識は向かって行っているのに脳が勝手に顔をそらす。人間の体はこうなっているんだと思った」
引用元:(C) 2012 デイリースポーツ All Rights Reserved.(https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2013/06/17/2p_0006082842.shtml)
石川昴弥内野手にも同様の症状がみられる可能性は亡きにしもあらずです。
期待の持てる若手選手の内のひとりですから、なんとか復帰を果たし、活躍して欲しいですね。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「石川昂弥の怪我からの復帰はいつ?過去の頭部死球の事例から徹底分析!」と題して記事をお届けいたしました。
石川昴弥内野手の一日でも早い復帰を願うとともに、何か新しい情報があれば追記いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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