「井岡一翔 逃げた」
この検索ワードが気になって、ここにやってきたそこのあなた!
この記事では、井岡一翔選手が「逃げた」と批判される理由を、ボクシング未経験者の方でも分かりやすくご説明いたします!
最後までぜひ楽しんでご覧ください!
井岡一翔選手が『逃げた』と批判された、対中谷潤人戦の詳細!
井岡一翔選手は、なぜ『逃げた』と批判されたのか!
本当に井岡一翔選手は、『逃げた』と批判されなければいけないのか!
名前:ペリカンにゅーすの中の人!
専業ライター、ブロガーとして活躍中!

Q,ボクシングとのかかわりは?
ボクシングアニメ、『はじめの一歩』が好きで、アニメで何度も見返しています!K1の試合もたまに見ますね!武尊選手かっこいい!!
井岡一翔が「逃げた」と批判された理由を誰でも分かるように解説!
さて、「井岡一翔が『逃げた』と批判された理由を誰でも分かるように解説!」の内容に入っていく前に、まずは今回の登場人物である井岡一翔選手の基本情報について見ていきましょう!
井岡一翔選手の基本情報
本名 | 井岡 一翔 |
---|---|
階級 | スーパーフライ級 |
身長 | 165cm |
誕生日 | 1989年3月24日(34歳) |
出身地 | 大阪府堺市 |
プロボクシング戦績 | |
---|---|
総試合数 | 32 |
勝ち | 29 |
KO勝ち | 15 |
敗け | 2 |
引き分け | 1 |
井岡一翔選手は、日本人初の世界4階級制覇を成し遂げたボクサーです。
井岡一翔選手は1989年3月24日に大阪府堺市で生まれ、中学1年生の時にボクシングを始めました。
興國高等学校を卒業し、東京農業大学に進学しましたが、プロへの転向を理由に中退しています。
彼は2009年のプロデビュー後、僅か7戦で初の世界タイトルを獲得しました。
そしてプロ11戦目で2階級制覇を達成し、2015年にフライ級、2019年にはスーパーフライ級でタイトルを獲得しています。
そんな偉大な選手である井岡一翔選手について調べていると、『井岡一翔 逃げた』という検索ワードがよく調べられていることが分かりました。
これには井岡一翔選手のある出来事が関わっていました。
ボクシング界における4つの団体
この話題について触れていく前に、まずはボクシング界における4つの団体について知っておきましょう。
それがこちら👇
- WBA(World Boxing Association:世界ボクシング協会)
- WBC(World Boxing Council:世界ボクシング評議会)
- IBF(International Boxing Federation:国際ボクシング連盟)
- WBO(World Boxing Organization:世界ボクシング機構)
ボクシングにおける各階級(ライト級、フェザー級など)には、この4団体それぞれが王者として認定した選手がいます。
例えばフェザー級という階級には、下記の4人の王者がいるわけです👇
- WBA世界フェザー級チャンピオン
- WBC世界フェザー級チャンピオン
- IBF世界フェザー級チャンピオン
- WBO世界フェザー級チャンピオン
そしてある1人が、上記4つのチャンピオンとしての称号のうち複数持つことを、王座統一と言います。
井岡一翔選手はこの王座統一を目標に戦ってきました。
井岡一翔選手が『逃げた』と批判された、対中谷潤人戦の詳細!
2022年末、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔選手とWBA同級王者ジョシュア・フランコ選手(アメリカ)との試合が行われました。
お互いに別の団体のチャンピオンなので、勝った選手は先ほど説明した『王者統一』を果たす予定でした。
そしてWBCは、この試合が行われるのに伴って、こんな指令を出していました。
要は大みそかの試合後に、現在同級1位である中谷潤人選手に、晴れてWBO世界スーパーフライ級王者になった人物との対戦の機会を与えたかったということです。
そして大みそかに試合が行われたのですが、結果は引き分け。
井岡一翔選手とジョシュア・フランコ選手のチャンピオンとしての資格は、なんら変わらなかったということです。
この結果を受けてWBOは、井岡一翔選手と中谷潤人選手の両陣営に対し、次のような指令を与えました👇
ですが相談の期限を迎えても試合は行われませんでした。
井岡一翔選手は中谷潤人選手を試合をすることなく、WBO世界スーパーフライ級王者のタイトルを返上したのです。
こうして井岡一翔選手は中谷潤人選手との対戦を回避。
はたから見れば、井岡一翔選手は中谷潤人選手との試合から『逃げた』構図になったわけです。
なぜ井岡一翔は『逃げた』のか?
ボクシングをあまり知らない方からすれば、『どうして戦いもしないでせっかくのタイトルを返上してしまうのだろう。井岡選手損してない?』と思う事でしょう。
井岡一翔選手が、中谷潤人選手から『逃げた』と解釈されるような行動をとった理由は、大きく2つあると言われています。
井岡一翔が『逃げた』と解釈される行動をした理由①王座統一にこだわっているから
井岡一翔が『逃げた』と解釈される行動をした理由の1つは、王座統一にこだわっているからと言われています。
年末の試合は引き分けてしまった井岡一翔選手ですが、実は2023年に、引き分けた相手のWBA同級王者ジョシュア・フランコ選手との再戦の話しが出ていました。
『なら、中谷選手の試合もジョシュア選手の試合も、両方やればいいじゃない』
そう思う人も多いかもしれません。
しかし井岡一翔選手も今年で34歳、スポーツ選手としては決して若くはありません。
またボクシングの試合をするためには、減量が必要で、かなりの負担が伴いますから、そう簡単に何試合もやれるわけではありません。
それに加えて井岡一翔選手は、『王座統一』をずっと目標にしてきました。
そんな井岡選手が、勝っても現状もっているタイトルを防衛出来るだけに留まる中谷戦と、勝てば夢の『王座統一』に繋がるジョシュア戦のどちらを優先するかと言われれば、答えは簡単です。
井岡一翔が『逃げた』と解釈される行動をした理由②あまりメリットのない試合だから
井岡一翔が『逃げた』と解釈される行動をした理由の2つ目は、井岡一翔選手とってあまりメリットのない試合だからと言われています。
1つはファイトマネーが少ないことです。
中谷選手と試合をして勝つより、ジョシュア選手と試合をして勝つ方が、多くのファイトマネーが貰えるのはほぼ確定と見られていました。
2つ目は、負けてしまうかもしれないことです。
中谷選手は、2023年2月時点で24戦24勝(18KO)という輝かしい成績を残していました。
また中谷選手は、井上尚弥選手に続く「ネクストモンスター」と呼ばれていて、当時からかなり期待されていました。
それゆえ前評判では、「井岡選手と中谷選手なら、中谷選手が勝つ」という予想の方が強かったりもしました。
井岡と対戦すれば「中谷有利」と見る向きも多く、ハイレベルの手に汗握るファイトとなることは必至だった。
引用元:© SPAIA | スポーツデータAI予想解析メディア (https://spaia.jp/column/boxing/21071)
このような理由があって井岡一翔選手は、中谷選手から逃げたと解釈されうる判断をしたと言われています。


井岡一翔は本当に『逃げた』と批判されなければならないのか?
ここまで井岡選手が『逃げた』と言われる理由について説明してきましたが、井岡一翔は本当に『逃げた』と批判されなければならないのでしょうか?
自分の目標を取るか、ファンの期待にこたえるか
筆者自身は正直、井岡一翔選手が『逃げた』とは思っていません。
先ほども少しお話した通り、井岡一翔選手は『王座統一』を目標として掲げてこられました。
そんな自分の目標を叶える為なら、今回の判断は間違いなく正解でしょう。
一方で、井岡一翔選手と中谷選手の熱い試合を熱望していたファンからすれば、今回の選択は非常に残念だったものと思います。
それゆえ、『逃げた』と批判されているのではないでしょうか?
つまり今回井岡一翔選手は、自分の目標を第一優先にして決断したとみることができるのですが、私はそれでいいと思います。
結局は井岡一翔選手の人生ですから。
しかも井岡一翔選手にとって、自らタイトルを返上することを決断するのには、かなり勇気が必要だったと思います。
それでも自分の目標を叶えに行く井岡一翔選手を私はカッコイイと思います。
やっときた、王座統一のチャンス
実は井岡一翔選手は、これまでにも王座統一を果たすチャンスがありました。
それは2021年、当時IBFスーパーフライ級王者だったジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との対戦です。
しかし残念なことに、この試合は新型コロナウイルスの影響で流れてしまいました。
だからこそ井岡一翔選手は、やっとの思いで辿り着いたジョシュア・フランコ選手との王座統一を掛けた勝負に、最後まで食らいつきたいという想いが強いのかもしれません。
井岡一翔選手に対する世間の声
最後に井岡一翔選手に対する世間の声をまとめて終わります。
確かに井岡一翔選手に批判的な意見を持つ方もいましたが、個人的には井岡一翔選手を擁護する意見も多かったように感じました。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「井岡一翔が「逃げた」と批判された理由を誰でも分かるように解説!」と題して記事をお届けいたしました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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