現在、ブタベスト世界陸上の女子4×400メートルリレー予選での失格が話題となっています。
しかも失格になったのは、現在3連覇中の米国チーム。
理由は、「オーバーゾーン内でバトンパスができなかったこと」でした。
ということで今回は「リレーで失格になる行為まとめ!オレゴン世界陸上の実際の動画も紹介!」と題して記事をお届けいたします!
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください!
リレーで失格になる行為まとめ!

ここでは、リレーで失格になる行為についてまとめていきます!
ちなみに、リレーを含む陸上競技のルールは、IAAF(International Association of Athletics Federations=国際陸上競技連盟)と日本で若干異なります。
また、リレーの中の競技の分類によっても違ってきます。
今回ご説明させていただくのは、主にIAAFで用いられるもので、主要な失格条を提示するのに留めますが、一部日本のルールと比較しながらご紹介させていただきますね!
リレーで失格になる行為①フライング
リレーで失格になる行為①は、フライングです。
現在のIAAFのフライングに関するルールでは、1回目のフライングで失格となってしまいます。
また、フライングの際に審判から提示されるカード・旗の色によっても、表す意味が違ってきます!
- 赤/黒・・・失格
- 緑の旗・・・ノーカウント
ちなみに、フライングとは別に「スタート位置に速やかにつかない遅延行為などスポーツ選手にあるまじき行為」を2度繰り返した場合にも、その大会の以降の競技には参加できなくなります。
2度繰り返すという行為は、A競技で1回、B競技で1回の合計2回でもアウトです。
リレーで失格になる行為②待機順序のミス
リレーで失格になる行為②は、待機順序のミスです。
◇4×400m リレーバトン渡しの注意
引用元:©陸上競技のルール解説(https://www.jaaf.or.jp/taikai/1030/pdf/guide.pdf)
4×400m リレーの第 3、第 4 走者は審判の指示に従い、前走者が 200m のスタート地点を通過した順序で、内側より並び待機します。その後、この順序を変えるとチームは失格になります。
要は前走者が、200メートル地点をA国→B国→C国という順番に通過したならば、待機順も同様でなくてはならないということです。
早く準備したいからと言って、B国がA国よりも先に待機してしまうようなことがあれば、B国は失格です。
リレーで失格になる行為③テイクオーバーゾーン外でのバトンの受け渡し
リレーで失格になる行為③は、テイクオーバーゾーン外でのバトンの受け渡しです。
テイクオーバーゾーンとは、バトンを受け渡すことができる、長さ30メートルの区域のことです。
この区域内でバトンパスができないと、失格となります。
これが今回のブタベスト世界陸上の女子4×400メートルリレー予選での失格要因ですね。
以上が主なリレーの失格となる行為です。
オレゴン世界陸上の実際の動画も紹介!
ここまで、リレーで失格になる行為についてまとめてきましたが、2022年の世界陸上では、実際に男子の日本チームが、バトンパスのミスで失格になりました。
実際の映像はこちら👇
4×100メートルリレーで3大会連続メダルの懸かる日本が38秒78の1組4着でゴールしましたが、レース後にバトンミスによる失格となり、3大会連続の決勝進出を逃しました。
理由は、テイクオーバーゾーン内でバトンパスが完了しなかったことです。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「リレーで失格になる行為まとめ!オレゴン世界陸上の実際の動画も紹介!」と題して記事をお届けいたしました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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