みなさんは、現在北海道で大量発生し話題になっている雪虫に関する言い伝えをご存じですか?
また、雪虫を触ると死ぬという噂についても知りたくはありませんか?
ということで今回は「雪虫の言い伝えとは?触ると死ぬという噂や毒性についても徹底調査!」と題して記事をお届けいたします!
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください!
雪虫の言い伝えとは?触ると死ぬという噂や毒性についても徹底調査!
さて、「雪虫の言い伝えとは?触ると死ぬという噂や毒性についても徹底調査!」について見ていく前に、まずは雪虫がどんな虫かについ見ておきましょう!
雪虫ってどんな虫?
雪虫は、体長約5mm前後の非常に小さな虫です。
一見ハエのようにも見えますが、正確な名前は「トドノネオオワタムシ」であり、アブラムシの一種なんです。
いちばんの特徴は、なんと言っても白いふわふわした綿毛のようなもの。
この綿毛のようなものは蝋(ろう)で、要はアブラムシからでる油の分泌物です。
お世辞にも綺麗とは言えません(笑)
この白い蝋を体に身にまとって飛ぶ姿が、雪にとっても似ていることから、雪虫と名付けられました。
実際の様子はこちら👇
え、これ雪じゃないの?!
そう思った方、実はこれ全部虫なんです。
虫嫌いの人にとっては、なんとも信じたくない現実です(笑)
現地の人によれば、万が一でも口をぽかんと開けて過ごそうものなら、余裕で口の中に入ってくるそうです。
そりゃ、これだけ大量にいればそうなりますね。
雪虫の対策については詳しく後述いたします。
雪虫に関する言い伝えとは?
雪虫について調べていると、雪虫にはある言い伝えがあることが分かりました。
それは「雪虫が大量発生してから約1週間~10日で初雪が降る」というものです。
言い伝えなので、日数には諸説あるようですね。
そして実際にこの説について、2012年にウェザーニューズが調査を行っていました。
そしてその検証の結果、雪虫が大量発生してから初雪が降るまでの日数は、22日だったそうでう。
約三週間ですね。
もちろん年によって日数は違ってくるのでしょうが、雪虫の大量発生が冬の風物詩の1つとなっているのは間違いないようです。
雪虫を触ると死ぬ?毒性があるの?

そんな雪虫について調べていると、「雪虫 触ると死ぬ」という検索ワードに注目が集まっていました。
え、もしかして毒性か何かがあって、人間に害意を与えるの?
などと思って、慌てて情報を探ったわけですが、触ると死ぬのは雪虫の方でした。
実は雪虫は熱に弱く、人間の手で直接触れてしまうと、かなりのダメージを受けてしまうのだそう。
また、雪虫は一度どこかに付着してしまうと、それ以降自力で飛べなくなり、そのまま命を落とすのだそうです。
非常にデリケートな虫なんですね。
決して雪虫の毒性があるわけではありません。
そもそも、雪虫は上記のようなトラブルに見舞われなくとも、寿命は一週間と非常に短いです。
セミみたいな感じですね。
自分の体や服にくっついてきた雪虫は、優しく息を吹きかけて自由にしてあげてください。
雪虫が大量発生する理由とその時期、地域
この雪虫の発生イベントは、毎年のことではあるようなのですが、今年は特にその数が多く、北海道にお住まいの方からも驚きの声が挙がっていました。
「雪虫」の大量発生について札幌市の大通公園で市民に聞きました。
引用元:©NHK (Japan Broadcasting Corporation).(https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231026/7000061985.html)
札幌市の70代の女性は、
「吹雪のように飛んでいて口に入ることがあるので、飲み込んでも大丈夫なのか心配になっていました。これほど大量に発生するのは初めて見ました」。
特に今年の冬、雪虫が大量発生している理由は、今年の夏が猛暑を記録したからだと言われています。
猛暑の影響で、雪虫の誕生までのサイクルが短くなったようです。
「気温が高いと(虫の)発育が早まる。夏から秋にかけて気温が高いと。子供を産んで、そのまた孫が生まれて、さらにその子供が産まれるっていうふうに、何世代も繰り返して増殖をしていくわけです。11月上旬まで大量に発生する現象が見られると思います」(北海道大学 秋元 信一 名誉教授)
引用元:© 2023 北海道文化放送 無断転載を禁じます。
© LY Corporation(https://news.yahoo.co.jp/articles/81edfd4e40da2cce3b3f531f6e81d81074d083a1)
また、雪虫は北海道や東北で10月~12月頃に発生するそうですが、特に北海道で多く見られる理由は、気温ももちろんですが、トドマツの存在が大きいと思われます。
上記のツイートでも説明されていますが、雪虫は成長と生息の過程の中で、トドマツの木とヤダモチの木をぐるぐる回るのですが、トドマツは北海道に主に分布してます。
今がちょうど、トドマツから成虫が飛び去っている時期に当たるということですね。
ちなみにこの雪虫の大量発生は、11月上旬まで続くと予測されています。
雪虫大量発生への対策は?
ここでは、雪虫大量発生への対策をまとめておきます。
- 健康被害を防ぐための対策
雪虫は、体長が1〜2mm程度と小さく、体に触れても刺されることはありません。
しかし、目や鼻、口などに入ってしまうと、かゆみやくしゃみなどのアレルギー反応を起こす可能性があります。
そのため、外出時はマスクやゴーグル、帽子などを着用して、雪虫が口や鼻、目に入らないようにしましょう。
また、雪虫が舞い込むような場所では、走ったり自転車に乗ったりせず、ゆっくり歩くようにしましょう。
- 衣類を汚さないための対策
洗濯物は出来る限り部屋干しをしましょう。
外に干していると、せっかくきれいになった服に雪虫がついてしまいます。
また、外出時に雪虫が大量に衣服についてしまった場合は、しっかりと払ってから家に上がりましょう。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「雪虫の言い伝えとは?触ると死ぬという噂や毒性についても徹底調査!」と題して記事をお届けいたしました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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