2023年9月8日、北海道で行われた自転車ロードレース「ツール・ド・北海道2023」にて、選手と乗用車の衝突事故が起こりました。
この事故により、同大会の出場選手であった五十嵐洸太さん(21)が死亡しまてしまいました。
なんとも痛ましいこの事故。
早期の原因究明が求められます。
ということで今回は「ツールド北海道の事故の運転手は?原因や場所・現場画像などまとめ。」と題して記事をお届けいたします。
ぜひ最後までお付き合いください。
ネット上では、「ツールド北海道 事故 犯人」という検索ワードが注目されていますが、車の運転手は今の段階では刑が確定したわけではないので「犯人」ではありません。細かいですが、安易に「犯人」という言葉を使わないよう注意してください。
犯人とは、罪を犯した人のこと。刑事事件において刑が確定した「犯罪者」のことを意味する。裁判を完了していない「被疑者」や「被告人」の段階では、罪が確定していないことから厳密には「犯人」ではないが、これらは混同して使われることが多い。
引用元:©土地活用の東建コーポレーション(https://onl.sc/TccKsMB)
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ツールド北海道2023の事故の運転手は?
さて、「ツールド北海道2023の事故の運転手は?」について見ていく前に、まずはツールド北海道2023の事故の概要について確認しておきましょう。
ツールド北海道2023の事故の概要
事故が起こったのは、2023年9月8日に北海道上富良野町で行われていた「ツール・ド・北海道 2023」でした。
同日11時40分頃、先行集団を追い抜こうとして対向車線にはみ出した中央大学学生・五十嵐洸太さん(21)と、対向車線を走行していた乗用車が衝突しました。
五十嵐洸太さんは心肺停止の状態で病院へと運ばれ、治療を受けていましたが、2023年9月9日の午前に死亡してしまいました。
一方の乗用車の運転手も、軽いけがを負っています。
今回死亡されてしまった五十嵐洸太さんは、中央大学生でありながら、弱虫ペダルサイクリングチームの一員でした。
「弱虫ペダルサイクリングチーム」は2014年にシクロクロスチームとして発足しました。
2016年からはロードレースチームを含む総合的なサイクリングチームとなりました。
若い才能にチャンスとチャレンジの場を提供すべく
若手育成チームとして自転車競技のレースを中心として活動しています。
引用元:©2016 YOWAMUSHI PEDAL CYCLING TEAM(https://yowapedact.com/team/)
五十嵐さんは将来を有望視されていた選手の1人であり、世界での活躍も期待できる選手でした。
故に今回の悲報には、多くの自転車競技の関係者がショックを受けており、多方面からお悔やみの声が挙がっています。
深くお悔やみを申し上げます。
この度の突然かつ痛ましい出来事により、我々全日本実業団自転車競技連盟も非常に衝撃を受けております。
五十嵐選手は夢に挑戦する仲間であり、その活動が突如として途絶えた事実に心よりの哀悼の意を表します。ご遺族、関係者の皆様の悲しみを思うと、何らの慰めの言葉もありませんが、ご心中お察し申し上げます。
安らかにお眠りいただけますよう、心よりお祈り申し上げます。
(一社)全日本実業団自転車競技連盟
引用元:© Japan Bicyclist Club Federation All Rights Reserved.(https://jbcfroad.jp/12709)
理事長 安原昌弘
ちなみに大会開催当時の車道の警備に関しては、「ツール・ド・北海道」の運営団体が通行止めを行い、委託していた警備会社が警備を行っていたそうです。
この事故を受けて、10日まで開催予定だったレースは中止となりました。
ツールド北海道2023の事故の運転手は誰?
結論から言いますと、今回のツールド北海道の事故の乗用車の運転手について分かっている情報は、下記のようになります👇
町内の道道で、対向車線を走行してきた旭川市の会社員で63歳の男性が運転する乗用車と衝突しました。
引用元:© 2023 北海道文化放送 © Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20)
今回のツールド北海道の事故の乗用車の運転手について分かっている情報はこれだけであり、他に情報が分かっていません。
恐らくプライバシーの観点から、最低限の情報しか公開されていないものと思われます。
よってこれ以降も、今回のツールド北海道の事故の乗用車の運転手について、情報が公開されることはないでしょう。
もちろん今回の運転者が「犯人」という扱いになったとしたら、話は別です。
ネット上では、「ツールド北海道 事故 犯人」という検索ワードが注目されていますが、車の運転手は今の段階では刑が確定したわけではないので「犯人」ではありません。細かいですが、安易に「犯人」という言葉を使わないよう注意してください。
そして、情報がまだまだ判明していない現在はもちろん、仮に運転手に関する情報が浮上したとしても、個人を誹謗中傷することは絶対にやめましょう。
後ほど言及しますが、今回のツールド北海道での死亡事故は、誰か一人の責任や悪意ではなく、様々な要因が重なった結果起こった事故です。
ツールド北海道2023のコースで運転手が通行止めを突破できた理由とは?
ツールド北海道2023では、大会に際して交通規制が行われていました。
地元の北海道新聞の情報によりますと、当時の状況は下記のようになっていたようです。
- 片側のみ警察に届けて法的に通行止にしていた
- 運営側は自主的に事故のあった区間を一時的に完全通行止めをしていた
- 運転手は通行止前に侵入し車を止めトップ選手応援をした後移動していた
- 前日の監督会議等で繰返し反対側車線は走らないよう通告していた
上記にもありますが、ツールド北海道2023のコースで運転手が通行止めを突破できた理由は、交通規制前にコース内に入っていたからでした。
原則として、この「ツールド北海道2023」の大会に際しては、対向車線を車が走ることを許可されている区間がありました。
主催する公益財団法人ツール・ド・北海道協会の関係者によりますと、大会のコースでは、参加する選手たちを後ろから車が追い抜くことは禁止されていますが、見通しが良く広い道路などでは、対向車線を車が走行できる場所もあるということです。
引用元:©NHK(https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230908/7000060712.html)
北海道警察のHPにも次のような記載がありました。
あまり自転車競技に精通していない方からすれば、競技がやっているのに反対車線を車が通れるというには、かなり以外に感じるかもしれません。
また、事故までの詳細な流れは次のようになります。
- 乗用車は「ツールド北海道2023」の交通規制が行われる前の段階でコース内に入っていた。
- 乗用車が駐車場に停止し観戦していた。
- 乗用車が先頭集団の観戦が終わると、規制解除前に移動。
- 事故が発生。
乗用車の運転手からすれば、コースに入った時には交通規制が行われていなかったために、先頭集団の観戦を終わって再出発する際、交通規制が行われていることを把握できる状況にあったかは定かではありません。
既にコース内に入っていたために「え、交通規制中だったの?」となっていた可能性も考えられます。
また大会運営本部は、交通規制前の車両の進入に関して、次のように述べています。
事故現場を含む約30キロの区間も、午前10時40分から同11時45分まで通行止めの対象とし、事故当時も規制していた。大会本部は、なぜ一般車両が走行していたのか「分からない」とし、「規制時刻より先に一般車両が入っていた場合、どうにもできない」と説明した。
引用元:©2023 The Hokkaido Shimbun Press. © Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/c51cfea8c70569ce18dd11d350bf052352c01233)
のちの「ツールド北海道2023の事故の原因」の所でも言及しますが、
- 「大会開催中は常に交通規制をかける」
- 「交通規制をかける前に今一度、コース内に車両がいないか確認する」
などの対策を取っておけば、この事故は防ぐことができたかもしれません。
しかし前者の対策は、この道路を利用する方の利便性も考慮すると、そう簡単に取れる対策でもなかったようです。
以上が「ツールド北海道2023の事故の運転手は?」に関する情報です。
ネット上では、「ツールド北海道 事故 犯人」という検索ワードが注目されていますが、車の運転手は今の段階では刑が確定したわけではないので「犯人」ではありません。細かいですが、安易に「犯人」という言葉を使わないよう注意してください。
ツールド北海道2023の事故の原因や場所・現場画像。
ここからは、「ツールド北海道2023の事故の原因や場所・現場画像。」について、世間で指摘されているものについてまとめます。
そして先にお伝えしておくと、今回のツールド北海道2023の死亡事故は、様々な要因が重なって起きてしまった事故です。
誰か1人、1団体のみの責任を追及し、誹謗中傷などを行うことは絶対にやめてください。
ツールド北海道2023の事故の原因①交通規制が不十分だった
ツールド北海道2023の事故の原因①として、交通規制が不十分だったことが挙がっています。
先ほど申し挙げた通り、乗用車と自転車の衝突事故が起こった区間は、その当時「ツールド北海道2023」の運営団体が車の交通を規制していていました。
よってここに警察の警備は絡んでいませんでした。
またこの交通規制に関しては、看板で告知もされていたようですが、Twitter上では「気付かなかった」との声もありました。
警備員の配置も行っていたそうですが、このように事故は起こってしまいました。
先ほども申し上げましたが、大会運営側としては以下のような対策を取ることで、自己を防ぐことができかもしれません。
- 「大会開催中は常に交通規制をかける」
- 「交通規制をかける前に今一度、コース内に車両がいないか確認する」
- 「交通規制を警察に依頼する」
- 「交通規制の区域内に車が侵入できないように物理的な対策を施す。」
現実問題、どれもそう簡単に出来ることではないのでしょうが、このような事故が起こってしまった以上、検討すべき事項かと思われます。
ツールド北海道2023の事故の原因②選手側の注意不足
ツールド北海道2023の事故の原因としては、選手側の注意不足が挙がっています。
今回は、選手が先頭集団を追い越そうとした際に起こった衝突事故でした。
その際選手は、車線をはみ出していました。
また大会運営側は、追い越しに関して下記のように注意を呼び掛けていたと言います
このほか、警察に道路の使用許可を受けているのは選手が走る片側1車線のため、大会本部は競技要項や前日の監督会議で「片側1車線通行が原則。規制区間でも車線をはみ出さないよう、何度も伝えてきた」と強調する。今大会は、注意を要する箇所を地図上に記した資料を作成し、各チームに配布した。事故現場もこの要注意箇所に該当していた。
引用元:© 2023 The Hokkaido Shimbun Press. © Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/c51cfea8c70569ce18dd11d350bf052352c01233)
選手側が安全確認をする冷静差があれば、この事故は起きていなかったかもしれません。
とはいえ勝負事となると、冷静な判断が出来なくなったり、気を付けていることが意識出来なくなる気持ちは、スポーツをやっている人なら少しばかり共感できることころはあるのではないでしょうか?
そこを考慮して、物理的に追い越しが出来ないように対策をしておくべきだったともいえるかもしれません。
ツールド北海道2023の事故の原因③乗用車の運転手の注意不足
ツールド北海道2023の事故の原因としては、乗用車の運転手の注意不足も挙がっています。
乗用車は、交通規制が行われていた時間外にコース内に入っていたわけなので、もちろん決まりを破って侵入したわけではありません。
ですが事前に交通規制の場所・時間帯が告知されていた以上、車で大会を観戦しに行く人として、それらの情報を能動的に取りに行っておけ、今回のような事故は防げたかもしれません。
ツールド北海道2023の事故の原因④そもそも開催場所が良くなかった
ツールド北海道2023の事故の原因としては、そもそも開催場所が良くなかったというのが挙がっています。
先ほども申し上げた通り、利便性の部分で考えれば、コースを全面的に規制しりことが難しかったのは納得できます。
だとすればそのような場所で大会をすること自体、間違っていたという考えも出来そうです。
ツールド北海道2023の事故の場所・現場とその画像
ツールド北海道2023の事故の場所・現場はこちらです。
まだ大体の場所しか分かっていないようですが、再三申し上げているように、この区は当時車両の通行止めが行われていた場所でした。
また、衝突した車の破損状況ですが、フロントガラスにぽっかりと大きな穴が開いています。
事故発生付近にいた人の証言では
「(自転車のフレームの)カーボンが割れるものすごい音がして、選手が飛ばされていった」
引用元;© 2023 The Hokkaido Shimbun Press.© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/c51cfea8c70569ce18dd11d350bf052352c01233)
とのことです。
非常に強い衝撃が加わっていたことが分かりますね。
その場にいた人、事件を目撃していた人のトラウマにならないかも心配です。
ツールド北海道2023の事故に対する世間の反応
ここでは、ツールド北海道2023の事故に対する世間の反応のについて取り上げます。
既知なので、改めて言うまでもないですが… もう10年以上ずっと、 「使用許可は片側1車線のみだが、多くの選手が対向車線にハミ出して危険」 「競技が始まってからも何回も通知しているが、多くのチーム/選手が遵守していない」 という問題が取り上げ続けられてきました。 いよいよ大会の存続の危機だと思います。
引用元: © 2023 北海道文化放送© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20/comments)
他の記事でも運営側が「一般者がいた理由が分からない」「規制前に経路に入っていたら対処できない」と言っているそうですが、規制をかけた段階で、経路内の確認などを先行しておこなうのが普通なのではないでしょうか? 自分の地元では、トライアスロンが行われますが交通規制をかけた段階で運営側と警察でコース内の事前確認を行い、事前侵入の車両などがあれば移動させられます。 もし、それをおこなっていなたかったのであれば、運営側の安全管理不十分だと思います。
引用元:©2023 北海道文化放送© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20/comments)
北海道だと、通行止めにして警備してたとはいっても、いくらでも侵入できてしまう経路はありそうな気がしますね。なにしろ全長532キロもあるんだから。 まあ通行止め「区間」だったということだろうけど、どこまで徹底して予算掛けていたかにもよるでしょう。 いずれにしても痛ましい。ご冥福をお祈りします。
引用元:©2023 北海道文化放送© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20/comments)
ついに起きてしまったか残念という他にありませんね、主催者も考えられる危険性は十分周知したと思いますが、やっぱり公道を使用する競技は、警察力に頼らなければ、主催者の感覚だけでは無理があるのではないでしょうか、国内で行っている公道を使用する競技の主催者は自分のところは十分過ぎるほど対策等で実施していると言うところもあろうかと思うが、本件を十分に教訓としてほしい。
引用元:©2023 北海道文化放送© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20/comments)
今回の件に関してですが、大会のことを長年よく知る方としては、「いつ起きても不思議ではなかった」「とうとう起きてしまったか」という見方が多かったように思います。
そうなると、この事故は事前に防げたのではないかと思い、さらに心が痛みます。
先ほども申し上げた通り、今回の事故は大会の運営の安全対策、選手の行動、運転手の行動など様々な要因が重なっておいてしまった事故だと言えます。
地元の新聞の掲載されてる情報なんだが、ドライバーは規制前に道路に入り、駐車場に停めてレースを観戦していたんだって。そして、先頭の選手らが過ぎたのを見終わってから、温泉に行こうと道路へ出たら、次の集団が来て、運悪く、自動車の側の車線に出た選手がいて事故が起きたんだ。自転車レースをよく知らないドライバー、駐車場から出る時に止めれなかった運営側、そして、反対車線に出た選手。色んな要素が嚙み合って起きた事故だと思う。とにかく、亡くなった選手にただただ合掌・・・
引用元:©2023 北海道文化放送© Yahoo Japan(https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20/comments)
そういった意味では、自己が起こった原因は関係者全員にあると言えるのではないでしょうか?
そしてここで求められるのは、再発防止のための議論であり、決して関係者への誹謗・中傷ではありません。
そういった行動は絶対にやめてください。
ネット上では、「ツールド北海道 事故 犯人」という検索ワードが注目されていますが、車の運転手は今の段階では刑が確定したわけではないので「犯人」ではありません。細かいですが、安易に「犯人」という言葉を使わないよう注意してください。
犯人とは、罪を犯した人のこと。刑事事件において刑が確定した「犯罪者」のことを意味する。裁判を完了していない「被疑者」や「被告人」の段階では、罪が確定していないことから厳密には「犯人」ではないが、これらは混同して使われることが多い。
引用元:©土地活用の東建コーポレーション(https://onl.sc/TccKsMB)
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「ツールド北海道の事故の運転手は?原因や場所・現場画像などまとめ。」と題して記事をお届けいたしました。
亡くなられてしまった選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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