さとちょう全店閉店の理由。倒産までの経緯や民事再生手続きについても解説。

さとちょう全店閉店の理由。

「さとちょう」は青森県弘前市を中心に展開している地域密着型のスーパーマーケットです。

キャッチコピーは『地域密着・地域貢献が合言葉。みんなのスーパーさとちょうです。』

本日12日をもって、エコさとちょう大鰐店、平賀駅前店は閉店致します。長い間のご愛顧のほどありがとうございました。心より感謝申し上げます。#エコさとちょう #SDGs #食品ロス #もったいない #捨てない #貧困 #激安 pic.twitter.com/o1C8tMULzl

— みんなのスーパーさとちょうです！ (@satouchohonbu) September 12, 2023

そんな「さとちょう」ですが、現在青森県内に展開している全24店舗が、10月20日に閉店することが分かりました。

さとちょう全店閉店の理由は事業の譲渡に伴う店舗整備のため

さとちょう全店閉店の理由は、事業の譲渡に伴う店舗整備のためです。

以下、Yahoo！NEWSの記事の一部引用となります👇

民事再生手続き中の運営会社「佐藤長」は9月、福岡県にある「トライアルホールディングス」のグループ会社2社と事業の譲渡契約を締結しました。これにより現在運営している「さとちょう」24店舗のうち18店舗が10月23日に引き継がれ、従業員約800人も雇用が継続されます。 「佐藤長」によりますと閉店後は商品の入れ替えに入りますが「トライアル」傘下でのオープンの時期は調整中です。また、譲渡先が決まっていない6店舗は引き続き別のスポンサー候補と交渉しているということです。

引用元:© 2023 ATV AOMORI TELEVISION BROADCASTING CO. 無断転載を禁じます。
© LY Corporation(https://news.yahoo.co.jp/articles/02aed8137f9c2d9afa2d3e677cfb64403abcd2f6)

実は「さとうちょう」は、2023年6月下旬に倒産しており、事業を立て直すために民事再生手続きを進めていました。

しかし結局、同じく小売業のトライアルグループに譲渡する契約を締結しました。

ちなみに会社が事業譲渡を行う理由には以下のようなものがあります。

事業自体は継続させて顧客へのサービスや従業員の雇用などは継続させたいけど、会社がその事業を抱えられない状況にあるというケースが挙げられます。

引用元:© Money Forward, Inc(https://biz.moneyforward.com/contract/basic/3721/)

つまり佐藤長の事業は今後も継続させたいが、それが出来ない状況になってしまい、事業を継続できるところに、事業を譲り渡したということでしょう。

では、事業が継続できない状態、つまり運営会社「佐藤長」倒産までの経緯はどのようなものだったのでしょうか？

さとちょうの運営会社「佐藤長」倒産までの経緯

さとちょうの運営会社「佐藤長」倒産までの経緯は、次のようになっています👇

　前社長が暴力団関係者と関わりを持ち職業安定法違反容疑で逮捕されて信用が失墜。取引金融機関から新規融資をストップさせられた挙げ句、資金繰りに窮して民事再生法の適用申請を余儀なくされたという“異例”の筋立て。

引用元:©Nikkan Gendai(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/325910)

ちなみに前社長がどのような形で暴力団との関係を持ったのかというと、指定暴力団稲川会系の組員から無許可で労働者の派遣を受け、自店で働かせていたのでした。

株式会社「佐藤長」がとった民事再生手続きとは？

民事再生手続きとは、

会社が倒産の危機に直面したとき、破産を選択する前に、まずは経営の立て直しを図ろうとする

引用元:©弁護士法人 デイライト法律事務所(https://www.daylight-law.jp/110/110017/110017011/)

ために行うことです。

裁判所や弁護士に支払う費用が必要となりますが、債権者の多数の同意を得ることができ、かつ、再生計画を裁判所が認めてくれれば、債務を大きく減らすことが可能です。

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は「さとちょう全店閉店の理由。倒産までの経緯や民事再生手続きについても解説。」と題して記事をお届けいたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。