みなさんは、阪神の岡田監督が試合中に用いる”アレ”とは何か知りたくはありませんか?
また、岡田監督が”アレ”という抽象的な表現を使うのはなぜか知りたくはありませんか?
ということで今回は「岡田監督の”アレ”とは?なぜ抽象的な表現を使うのかも解説!」と題して記事をお届けいたします。
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください!
岡田監督の”アレ”とは?
さて、「岡田監督の”アレ”とは?」について見ていく前に、まずは岡田監督に関する基本情報を軽く紹介します。
岡田監督の基本情報
甲子園での指名練習。
— スポニチTIGERSフォト (@Sponichi_Tfoto) August 24, 2023
やっぱり聖地がよく似合う岡田監督です。 pic.twitter.com/z8iYAwZXyB
基本情報 | |
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出身地 | 大阪府大阪市中央区 |
生年月日 | 1957年11月25日 |
本名 | 岡田 彰布(おかだあきのぶ) |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 二塁手、三塁手、一塁手、外野手 |
プロ入り | 1979年 ドラフト1位 |
初出場 | 1980年4月11日 |
最終出場 | 1995年10月2日(公式戦) 1996年3月26日(引退試合) |
岡田監督は、現在阪神タイガーズの監督をされています。
これまでの簡単な経歴がこちらです👇
選手歴 | |
北陽高等学校➡早稲田大学➡阪神タイガース (1980 – 1993)➡オリックス・ブルーウェーブ (1994 – 1995) | |
監督・コーチ歴 | |
オリックス・ブルーウェーブ (1996 – 1997)➡阪神タイガース (1998 – 2008)➡オリックス・バファローズ (2010 – 2012)➡阪神タイガース (2023 – ) |
岡田監督は、その昔選手としても輝かしい成績を残されています。
高校1年生の時には甲子園に出場し、早稲田大学時代には東京六木学リーグ歴代1位の打率(.379)と打点(81)を記録しました。
また、阪神に入団して1年目で、新人王の称号を獲得。
その他にも、ベストナイン賞、ゴールデン・グラブ賞などを獲得し、1985年には阪神を日本一に輝かせました。
現在は阪神の一軍監督として活躍されています。
そんな岡田監督について調べていると、「岡田監督 アレとは」「岡田監督 アレ なぜ」というワードに検索数が集まっていることがわかりました。
ということでここからは、以下の流れで記事を進めていきます。
- そもそも岡田監督の”アレ”とは何なのか。
- 岡田監督が”アレ”という抽象的な表現を使うのはなぜなのか。
そもそも岡田監督の”アレ”とは何なのか。
結論から言いますと、岡田監督の”アレ”とは優勝のことです!
これはスポーツ報知の記事にて、明かされていた事実です。
担当した営業部の阪本三千男氏(50)は「ファンの方が『アレ』と呼ぶことも見越しています。その中で『アレ』は優勝を指す言葉ですが、どういう思いで取り組むかが大事だと考えました」と説明した。
引用元:©The Hochi Shimbun.(https://hochi.news/articles/20221217-OHT1T51175.html?page=1)
実際に岡田監督が”アレ”を使ったシーンがこちら👇
おぉ阪神また勝ったのか
— えい #13 (@HANSHINgasuko2) August 23, 2023
そんなんもうアレな岡田監督貼っとくわ pic.twitter.com/damRkLunSV
ちなみに岡田監督の”アレ”の意味は、野球ファンの間では有名なようです。
実際に”アレ”を使ってツイートされている方が多数おられました。
🐯18年ぶりのアレに向けて着実にマジックが減っているけど、岡田監督ってすごいと思う🤔
— tigersT🐯✨ (@tigersT314) August 27, 2023
・選手への四球の意識改革
・大山4番ファースト固定
・中野セカンドコンバート
・木浪の強肩に着目したスタメン起用
・森下、桐敷など将来に向けた起用など
早く🐯AREして
岡田監督の胴上げが待ち遠しい😊 pic.twitter.com/vnEBEohxnE
岡田監督、1番の猛虎魂だった
— ただの虎命JK (@sato_8ARE) August 18, 2023
アウトでもここまで抗議しに行ったってのが嬉しい🙌🏻
絶対アレしようね、絶対岡田監督をどあげしようね https://t.co/hlcyH8T9CB pic.twitter.com/Ce0vstEBsS
また、2023年の阪神のスローガンは、”アレ”をもじって『A・R・E』となっています。
2023年シーズンのチームスローガンが
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) December 17, 2022
『A.R.E.』(えーあーるいー)に決定しました!https://t.co/VOH5bGyI2m#阪神タイガース #ARE #2023年 pic.twitter.com/0IVnlx613n
岡田監督は10月中旬に就任してから、耳にたこができるくらい「アレ」と口にしており、選手や世間に定着しつつある。「アレ、アレって言ってるから。1年間はこれを通して、頑張りたい」。自身の第1次政権下の05年以来となる「アレ」へ、新スローガンも「A.R.E.」。指示語の一本やりで戦う。(小松 真也)
引用元:© The Hochi Shimbun.(https://hochi.news/articles/20221217-OHT1T51175.html?page=1)
凄くユーモアのあるスローガンの決め方ですよね!
ファンにとってもうれしいスローガンなのではないでしょうか?
また今回のスローガンは、ただファンの間で使われているからという理由で『A・R・E』になっているわけではありません。
3文字のアルファベットそれぞれに意味があります。
- Aim!(目的・狙い)・・・チームとして明確な目標を持つ
- Respect!(尊重する・遵守する)・・・野球や諸先輩方を敬って取り組む気持ち
- Empower!(力を与える)・・・個々のパワーアップ
非常によく考えられたスローガンで素敵ですよね!
岡田監督が”アレ”という抽象的な表現を使うのはなぜなのか。
さてここからは、「岡田監督が”アレ”という抽象的な表現を使うのはなぜなのか。」について見てきます。
先に結論から言いますと、岡田監督が”アレ”という表現を使う理由は以下の2つです👇
- 優勝を過剰に意識しないようにするため
- 優勝を逃すというジンクスを避けるため
一つ一つ説明していきますね!
岡田監督が”アレ”を使うのはなぜ?①優勝を過剰に意識しないようにするため
下記の文章は、スポーツ報知が報じていた記事の一部を引用したものです👇
阪神は17日、2023年シーズンのチームスローガンが「A.R.E.」に決まったと発表した。球団は正式な読み方を「エー・アール・イー」としたが、ローマ字読みすれば「アレ」。
引用元:© The Hochi Shimbun.(https://hochi.news/articles/20221217-OHT1T51175.html?page=1)
意識し過ぎないように「優勝」のことを「アレ」と代用してきた岡田彰布監督(65)は営業部と選定作業を行った末に「おーん、これでいこう」と決断した。
ですがこの理由を聞いた人の中には、優勝を意識しないようにするのにそんなに意味があるのか疑問に感じる人もいるかもしれません。
しかしこれは、スポーツをやっている人なら良く分かると思うのですが、価値を意識した瞬間、どうしても保守的なプレーに変わってしまうんですよね。
筆者も実際に12年間、あるスポーツをプレーし続けているのですが、価値を意識した瞬間プレーが消極的になり、逆転負けしてしまうということも少なくありません。
逆に言えば、相手が価値を意識した瞬間は、逆転のチャンスでもあります。
恐らく野球も同様で、優勝を意識した瞬間から「勝ちたい」という意識から「負けたくない」という気持ちに変わってしまうのでしょう。
そのような意識の変化が起こることによって、例えば今まで勇気をもってバットを振りに行っていた場面で振れなかったり、投げる球が単調になってしまったりすることなどが考えられます。
これが、「優勝を過剰に意識しないようにする」ということの目的でしょう。
岡田監督が”アレ”を使うのはなぜ?②優勝を逃すというジンクスを避けるため
午前中の発言
— 嵐一平(嵐の如く) (@NUCB) August 22, 2023
岡田監督「(京セラで中日相手なら)普通にやったら、負けへん」
明日は勝てよ。 #中日ドラゴンズ#阪神タイガース pic.twitter.com/B5WCbhG65I
実は阪神タイガースは、過去に2度も、優勝を目前にし逆転されるという経験をしています。
一度目は2008年のこと。
このシーズン開始時、2位の阪神巨人に一時13ゲーム差をつけて、1位をひた走っていた阪神タイガース。
そんな阪神タイガースの絶好調ぶりを見て発売されたのが、こちらの雑誌です
タイトルは「08激闘セ・リーグ優勝目前号 Vやねん!タイガース」です。
嫌な予感がしますね(笑)
それまで他のチームに圧倒的な差をつけられてトップにいた阪神タイガースですが、上記の雑誌が発売された時期から、雲行きが怪しくなっていったんです。
最終的には、巨人に逆転優勝を許す形となってしましました。
そしてその時の監督が他でもない岡田監督だったんです。
ちなみにそのシーズン逆転優勝を果たした巨人は、序盤は非常に調子が良くありませんでした。
そんな状況から大逆転をした巨人をたたえる言葉として、「メークレジェンド」という言葉もできました。
まさに阪神タイガースにとっては伝説的敗北であり、巨人にとっては伝説的な勝利だったわけです。
自力V消滅も過去に「メークレジェンド」など土壇場逆転優勝の経験あり https://t.co/fKblGOn27E #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ pic.twitter.com/rqdN1deOCh
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) September 26, 2021
ちなみに「メークレジェンド」の語源は、長嶋茂雄さんの「メークドラマ」です。
2度目は2021年のこと。
このシーズンも2008年同様に、阪神タイガースの滑り出しが非常に良かったんです。
それにかんがみて、関西のABCテレビが特番を放送しました。
その特番のタイトルはこちら
あかん阪神優勝してまう!が新聞の見出しになるとは pic.twitter.com/qjzkjdoEZJ
— -KAZ- (@acala_naatha156) April 18, 2021
『優勝してしまう!』
嫌な予感しかしませんね(笑)
そして皆さんお察しの通り、阪神は途中から大失速し、ヤクルトスワローズに逆転優勝を許してしまう結果となったのです。
このような出来事から、ジンクスを避けるために”アレ”という表現を使っているのでしょうね。
岡田監督が”アレ”を使い始めたきっかけと時期
ちなみに、岡田監督が優勝を”アレ”と表現し始めたのはいつからのことなのでしょうか?
そしてきっかけは何だったのでしょうか?
まずきっかけですが、これは2008年に行われた交流戦です。
この交流戦のプレーがあまり良くなかったのか、コーチが選手たちに次のような言葉を放ちました。
『こんなんだったら優勝できないぞ!』
そしてこのシーズンは、先程もご説明したように、序盤非常に調子が良かったものの、巨人に逆転優勝を許してしまった年。
この交流戦も、まだ調子が良かったときにあったものでした。
岡田監督は、『こんなんだったら優勝できないぞ!』という言葉の中には、暗に『今優勝に近づいている』という意味を含んでいると考えたのかもしれません。
これをきっかけに、岡田監督は「優勝」ということ言葉を不用意に使わなくなったようです。
理由を説明するために岡田が持ち出したのは、阪神監督時代の2008年、ソフトバンクと交流戦の優勝を争い、最終戦で逃したというエピソードだった。
「コーチがな、ミーティングでよ。『お前ら、こんなんやったら優勝でけへんぞ』って言いよったんよ。あれからアカンようになったんよ」
そのコーチの意図は、もちろん選手の気を引き締めるためのものだろう。
しかし岡田は、それを逆に“心のスキ”と見たのだ。
引用元:© 2008-2023 PRESIDENT Inc. (https://president.jp/articles/-/69619?page=2)
そして実際に岡田監督が”アレ”という言葉を使い始めたのは、2010年のこと。
当時オリックスの監督を務めていた岡田監督は、交流戦の勝利に関して報道陣から尋ねられた際に、「アレ」という表現を使い始めました。
関東オリックス民「どうせ報知は大勢でデイリーは岡田監督でサンスポは村上やろ」
— 浜栗之助@血統屋さん (@maybe_moonlight) October 2, 2022
……報知もデイリーもありがとう!
サンスポ? 知らん pic.twitter.com/4PMc4rMdFd
岡田監督の”アレ”に対する世間の声
ここでは岡田監督の”アレ”に関する世間の声を集めています。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「岡田監督の”アレ”とは?なぜ抽象的な表現を使うのかも解説!」と題して記事をお届けいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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