2023年9月15日、大手スーパーの1つであるイトーヨーカドーが、福岡県内にあるイトーヨーカドー福島店と郡山店を、来年春に閉店する予定であることが分かりました。
ということで今回は「福島市イトーヨーカドーの閉店理由。跡地がどうなるかも調査!」と題して記事をお届けいたします。
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
福島市イトーヨーカドーの閉店理由。跡地がどうなるかも調査!
イトーヨーカドーは、株式会社イトーヨーカ堂が営業するスーパーマーケットです。
運営会社であるイトーヨーカドーは、東京都千代田区に本社を置いています。
2023年3月時点では、全国の内19の都道府県に出店をしていたイトーヨーカドーですが、今回の発表通り、福島県内から撤退するとするなら、18都道府県に規模を縮小することになります。
福島市イトーヨーカドーの閉店について
そんなイトーヨーカドーですが、冒頭にも述べたように、現在福島市に加え郡山市のイトーヨーカドーの閉店準備が進められていると見られています。
福島市太田町にある総合スーパーのイトーヨーカドー福島店は来春をめどに閉店する方向で調整が進められているもようだ。店舗を運営するイトーヨーカ堂の親会社セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、地方のイトーヨーカドーの不採算店を中心に削減する方針を示しており、福島店も対象になっているとみられる。郡山市のイトーヨーカドー郡山店も閉店に向けた準備が進められているとみられ、イトーヨーカドーは県内から完全撤退となるもようだ。
引用元:© FUKUSHIMA-MINPO CO., LTD. (https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230915110448)
時期は、来年の春ごろと見られており、まだ半年以上は営業を続ける予定であるようです。
これに地元の人々からは、たくさんの科馴染みの声が寄せられていました。
これだけたくさんの人に惜しまれながらも、福島市や郡山市のイトーヨーカドーが閉店してしまう理由は、いったいなんなのでしょうか?
福島市イトーヨーカドーの閉店理由。
結論から言いますと、福島市や郡山市のイトーヨーカドーが閉店してしまう理由は、売り上げが思うように尾がっていなかったからです。
店舗を運営するイトーヨーカ堂の親会社セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、地方のイトーヨーカドーの不採算店を中心に削減する方針を示しており、福島店も対象になっているとみられる。
引用元:© FUKUSHIMA-MINPO CO., LTD. (https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230915110448)
今回名前が出ているのは、イトーヨーカドーの福島店、郡山店ですが、実はイトーヨーカドーはここ最近、地方の店舗が立て続けに閉店していました。
- 2019年1月20日 釧路店(北海道)
- 2019年2月17日 古河店(茨城県)
- 2019年2月17日 東大阪店(大阪府)
- 2019年8月25日 上福岡東店(埼玉県)
- 2020年5月31日 錦店(埼玉県)
- 2021年2月14日 田無店(東京都)
- 2021年2月21日 伊勢崎店(群馬県)
- 2021年2月23日 小山店(栃木県)
- 2021年2月28日 平店(福島県)
- 2021年5月9日 旭川店(北海道)
- 2021年8月22日 沼津店(静岡県)
- 2022年1月16日 日立店(茨城県)
- などなど
なにしろセブンアンドアイHDは、イトーヨーカードーの店舗数について、2026年までには93店舗まで減らすことを予定しています。
同HDは今年3月、イトーヨーカ堂の運営合理化策として、祖業の衣料品から完全撤退し、国内店舗数の2割超を2026(令和8)年2月末までに削減して93店舗にする方針を発表している。
引用元:© FUKUSHIMA-MINPO CO., LTD. (https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230915110448)
ここまででイトーヨーカドーの閉店理由はお分かりいただけたと思いますが、なぜイトーヨーカドーは思うように売上を上げられないでいるのでしょうか?
イトーヨーカドーが売り上げを挙げられない理由とは?
もちろんこれには、1種類ではなく様々な要因が重なっており、地域によって違うと思われますが、大きく下記の3つの理由があると思われます。
- アパレル事業の不振
- 総合スーパー業界の縮小
- イオンとの競争激化
イトーヨーカ堂のアパレル事業は、かつては収益の柱でした。
しかし、1990年代以降、ユニクロやGUなどの専門店が台頭し、アパレル市場は低価格化が進みました。
その結果、イトーヨーカ堂のアパレル事業は、価格競争で劣後し、売り上げが減少しました。
イトーヨーカ堂は、アパレル事業の不振を打開するため、以下のような施策を実施してきました。
- 自社ブランドの強化
- 価格競争力の向上
- 商品ラインナップの拡充
しかし、これらの施策は十分な成果を上げることができず、アパレル事業の不振は続きました。
またイトーヨーカドーが分類される総合スーパーは、食品や日用品、アパレルなど、幅広い商品を扱う店舗です。
しかし、近年は、インターネット通販やコンビニエンスストアの普及により、消費者の購買行動が変化しました。
その結果、総合スーパーの集客力が低下し、業界全体の縮小が進んでいます。
イトーヨーカ堂は、総合スーパー業界の縮小を打開するため、以下のような施策を実施しています。
- 食品や生鮮食品への注力
- 専門店との提携
- オンラインショッピングの強化
今後これらの施策が打開策になってくれるのかは、非常に見どころです。
また、イオンの存在も非常に大きいです。
イオンは、日本最大の総合スーパーチェーンです。
イオンは、1990年代以降、積極的なM&Aや新規出店により、シェアを拡大してきました。
その結果、イトーヨーカ堂との競争が激化しました。
イオンは、低価格戦略や、食品や生鮮食品への注力などにより、イトーヨーカ堂を圧迫してきました。
イオンの低価格戦略は、イトーヨーカ堂の顧客を奪い、売り上げを減少させました。
また、イオンの食品や生鮮食品への注力は、イトーヨーカ堂の強みである食品事業の競争力を低下させました。
ちなみに郡山市のイトーヨーカドーについては、近くに同じくセブンアンドアイHDが運営するヨークベニマルがあり、そちらにお客さんが流れていたからと言う話もあります。
以上が「福島市イトーヨーカドーの閉店理由。跡地がどうなるかも調査!」に関する情報になります。
福島市イトーヨーカドーの跡地はどうなる?
結論から言いますと、福島市(及び郡山市)のイトーヨーカドーの跡地がどうなるかは、まだ決まっていないようです。
福島店が閉店となる場合には、撤退後の店舗の活用法について検討が進められるとみられる。
引用元:FUKUSHIMA-MINPO CO., LTD. (https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230915110448)
ということでここでは、これまで閉店してきたイトーヨーカドーの跡地の活用について見ていきます。
イトーヨーカドーの跡地①再開発
閉店したイトーヨーカドーの跡地を、再開発して、マンションや商業施設、公共施設などの複合施設にすることも多いようです。
たとえば、2017年2月に閉店したイトーヨーカドー六地蔵店の跡地には、マンションや商業施設、病院などが建設されています。
イトーヨーカドーの跡地②専門店や小売店の入居
閉店したイトーヨーカドーの跡地を、専門店や小売店が入居する商業施設にすることも多いです。
たとえば、2023年2月に閉店したイトーヨーカドー平店の跡地には、スーパーや飲食店、ドラッグストアなどが入居する商業施設がオープンしました。
イトーヨーカドーの跡地③倉庫や物流施設の建設
閉店したイトーヨーカドーの跡地を、倉庫や物流施設にすることも多いです。
たとえば、2019年2月に閉店したイトーヨーカドー東大阪店の跡地には、倉庫や物流施設が建設されました。
福島市のイトーヨーカドーの跡地はどうなりそう?
福島市のイトーヨーカドーは、JR福島駅の近くに位置しています。
福島市のイトーヨーカドーの跡地には、新たな商業施設、もしくは駅に近いことを売りにしたビルなどが出来てもおかしくはないのかなと思います。
以上が「福島市イトーヨーカドーの閉店理由。跡地がどうなるかも調査!」に関する情報です。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「福島市イトーヨーカドーの閉店理由。跡地がどうなるかも調査!」と題して記事をお届けたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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